これまでに行った調査の結果、紛失した機器に入っていたデータの一部に、お客様情報が含まれていることが判明しておりますが、現時点では、お客様情報の流出・悪用等は確認されておりません。また、紛失した機器に入っていた大部分のデータは、推定困難なパスワードと暗号化によって多重に保護されており、これらのパソコンを入手した者が復号・解析をすることは、技術的にきわめて困難であります。
しかしながら、弊社はかねてより、情報セキュリティ、個人情報保護を最重要経営課題と位置づけ、情報セキュリティマネジメントの徹底、および情報セキュリティガバナンスの確立に努めてまいりましたにも拘わらず、そのうえで今回のような事態を招き、大切なお客様の情報を取り扱う姿勢や体制にまだまだ脆弱なところがあったと、猛省いたしております
二度と再びこのような事故を起こさぬよう、管理体制の一層の強化と、全従業員のさらなるセキュリティ意識向上を図ってまいります。
本件紛失の経緯は、本年8月12日、日本コンピューター・システム株式会社(NCS)所有のデモンストレーション用ノートパソコン(パソコンAとする)、エヌシーエステクノロジー株式会社(N−TEC)所有の業務用ノートパソコン(パソコンBとする)および外付けハードディスク装置を、N−TECの社員が鞄の中に携行したまま深夜帰宅途上、タクシー下車後、鞄がなくなっていることに気づいたことに基づくものです。すみやかに警察に届出て、鞄がなくなったもしくは持ち去られたと思われる立ち寄り先を捜索いたしましたが、現時点までには鞄は発見されておりません。
今回紛失したノートパソコン2台のうち、パソコンAはNCS所有のデモ用機、パソコンBおよび外付けハードディスク装置はN−TEC所有のもので、N−TEC社員の業務用・ソフトウェア開発用の機器です。
パソコンAは、推定困難な多重のパスワードと専用セキュリティソフトウェアによるデータの暗号化で堅固に保護されており、このパソコンを入手した者が内容を閲覧することは、きわめて困難です。
パソコンBおよびハードディスク装置に関しましても、大部分のデータはパスワードと暗号化によって多重に保護されておりました。一部のデータ、具体的には、お客様のお名前を推定し得るメールアドレス63件余りと、情報システム開発・保守用のお客様関連情報が含まれておりましたが、これにつきましても推定困難なパスワードにより保護されております。
紛失した機器に上記のような形で個人情報が含まれていたと当方で確認し得るお客様に対しましては、NCSグループからお詫びと状況および今後の対応についての説明を既に個別にさせていただき、ご理解・ご協力を謹んでお願いいたしております。また、上記機器の所在につきましても、今後とも警察および弁護士に相談させていただきながら、上記機器の捜索を続けてまいります。
何よりも再発防止策として、社内の情報セキュリティ標準、実施手順、その他具体的細則を徹底的に見直し、充実・改善を進め、個人情報および企業秘密の重要性に関する従業員教育、協力会社への情報セキュリティ面での協力依頼、情報の取り扱いに関する内部監査の実施方法の充実などを行なう所存でございます。